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【覚えておきたい】職場で良好な人間関係を作るコツ5個

投稿日:2023/10/9


10月になり、新社会人のみなさんもそろそろ仕事に慣れ始めたころでしょうか。



少しずつ仕事を任せてもらえるようになって、先輩や同僚からフィードバックをたくさんもらって

入社当時より『早く一人前になりたい』という思いが強くなってきた頃かもしれません。




ただ、仕事がわかるようになってきたからと言って、仕事の内容だけに目が行ってしまっている。

なんてことはありませんか?




それも大事なんですが、それ以前に大事にしなければならないことがあります。


仕事の前に大事にすべきこと、それは、『人間関係』です。



良い人間関係は、この先長いキャリア人生を成功させるカギになります。



この記事では、より良い人間関係を構築していくためのコツを書いています。

新社会人からベテランまで、幅広い層に適応する話になりますので、

ぜひ最後まで目を通してみてください。



仕事における『人間関係』の重要性

みなさんの職場にも、仕事がバリバリできる人がいると思います。

なにを頼まれてもレスポンスが早く、かつクォリティの高いアウトプットが出せる。

憧れますよね。



でも、それが性格の曲がった人だったらどうですか?

とっつきにくく、腫れもの扱いされている人だったらどうですか?

同僚、お客様の前で人格否定するような発言をする人だったら、どうですか?




確かにビジネスである以上、仕事では成果が上げられればいいのですが、

それ以前に、仕事は信頼の上に成り立つものであり、良好な人間関係の上にこそ、成り立つものです。



ビジネスに慣れ合いは不要、という意見もありますが、

信頼して頼り合って、協力するからこそ、より良いものが創り出せるはずです。



その方が、提供する側にとっても享受する側にとっても、ベストな状態のはずなんです。


仕事でベストな成果を出すには、何よりもまずはベストな人間関係なのです。




『ベストな人間関係』を構築するコツ


仕事をするうえで人間関係が重要なのは既述のとおりですが、

ここからは最高の人間関係を構築するためのコツを紹介していきます。



【コツ1】対面で会話する

IT技術の進歩によって、最近ではリモートワーク(在宅勤務)が当たり前になりつつあります。

LINE や Teams 、Slack など、チャット機能を備えたグループウェアを使えば、

ほぼリアルタイムでやり取りができる便利な時代になりました。


たいていの業務連絡はこれで事足りるのですが、

画面上でのやり取りだけだと、表情や微妙なニュアンスが伝わりにくいんですよね。



ガラケーの時代は、メールでのやり取りは文字だけでした。

それだけでは味気ないし、気持ちが伝わりづらいということから、

それを補うために絵文字や顔文字が登場しました。



さすがにビジネスメールやチャットで絵文字や顔文字を多用するわけにいきません。(せいぜい「いいね!」ボタンが使えるくらい)ので、


個人的には、別にビジネスシーンでも顔文字や絵文字を使ってもいいと思っていますが、

社会常識がそういう認識になるまでにはまだ時間がかかると思います。



なので今のところは、基本は文字だけで表現して伝える必要があるのですが、

文字だけでは伝わりづらいことってたくさんありますよね。



文字だけだと、

本当は熱意を込めて伝えたいことが淡泊に見えたり、

謝罪をしたいのに誠意が見えなかったり、

お願いをしたいのに上から目線に見えたり。


オフラインで実際に顔を突き合わせて、同じ空間・空気で会話すれば、

声のトーンやジェスチャー、表情を使えるので、お互いの気持ちや考えをより正確に伝えあうことができます。



そうすることで、認識の齟齬や勘違い、無駄なやり取りが減らすことができ、

生産性も上がるし、なにより仲良くなれます。←ここ重要。


会って会話したことのある人と、会ったことのない人で、

チャットでのやり取りの雰囲気が全然違うはずです。





【コツ2】雑談を積極的に楽しむ

標準的な稼働時間は、1日8時間、週5日で、

月に20日働くとすると、1か月で160時間働くことになります。

残業が常態化している人は、それ以上の時間を職場(またはそれに準ずる環境)で過ごします。


そんな長い時間、ずーーっと仕事していると頭がおかしくなるので、

たまにでいいので、缶コーヒーを持って雑談に出かけましょう。



長い時間PCと睨めっこして疲れているのはみんな一緒です。

ちょっとした息抜きに、雑談を持ちかけてみてください。


内容はなんでもいいです。

セオリーの天気や季節の話でもいいでしょうし、職場で気になる人の話をしてもいい。

昨日観たドラマの話でもいいし、自分の趣味や週末の予定なんかを話してもいいでしょう。



そういった他愛のない会話を重ねることで、仕事の話になっても話すハードルがグッと下がります。


仕事の話は同じ立場(味方)同士であれば心配することはないのですが、

多少の立場の違いや、対立しないといけない場合にはかなり有効に働きます



もとから仲良くなっておけばお互いの腹の内を探らずに最初から正直ベースで話ができたり、

お互いが損しない妥協点に話を着地させるまでの時間も短くなります。


また、相手の性格や立場、考え方がある程度わかっているので、

交渉をスムーズに進めることも可能になるでしょう。


ドライな言い方をすれば、仕事はビジネスであり仲良しクラブではないので慣れあう必要はないのですが、

結局、ビジネスは『人 対 人』で成り立つものなので、そういう意味では、

仲良くなっておくことは損ばかりではありません。



【コツ3】頼まれごとはなるべく引き受ける

任せてもらえる仕事が増えてくると、

残業しないと終わらないくらいのタスクで溢れてきます。


終わったら次、って感じじゃなくて、次々にタスクが降ってきます。


これがキャパを越えそうになるとテンパるんですが、最初は可能な限り引き受けましょう。


タスクを振る側は、いろんな考えのもとで振ってきます。

成長して欲しい、幅広い仕事ができるようになってほしいって思ってタスクを振ってくることもあるでしょうし、

中には嫌がらせのような感情で振ってくることもあるでしょう。


これからの時代、AIが出てくるまではまだまだ人の判断が必要で人の手でないとできない仕事も多いので、

単純に手が足りなくて手伝ってほしい思いで振ってくることの方が多いと思います。



そんなときに進んで手をあげて引き受けることで、相手は感謝してくれるし、

やる気のある人と見られ、ちゃんと成果を出していけば仕事に対する姿勢が評価されていきます。



それに、ちょっと悪い言い方をすれば相手に『貸し』を作ることができます。

全部が返ってくることはないでしょうが、後で自分が困ったときにはきっと助けになってくれます。


自分を助けてくれる『味方』を多く作っておくこと。

大人の社会でもこれはかなり重要だと僕は考えています。


大人になればたいていのことは一人でできるようになりますが、

人に助けてもらわないとできないことが圧倒的に多いように感じます。


仕事の能力が高い人、内外に顔が広い人、自分の評価者(上司)から振られる仕事は積極的に取りに行きましょう。

きっと、ここぞというときに力を貸してくれます。



【コツ4】話しかけやすいイメージを持たせる

先ほど、積極的に雑談しに行きましょう、という話をしましたが、

話しかけづらい人に雑談しに行ったり仕事の相談しに行こうと思えますか?


不機嫌に振り向かれても、そのあとに話を続けづらいでしょうし、

『話しかけんなオーラ』がすごいと、そもそも話しかけられないですよね。


仕事の話はもちろん、雑談の中にも仕事のヒントやその人と仲良くなれるヒントがたくさん隠れています。

なのに、そもそも周りから話しかけられないとスタートラインにも立てないですよね。



そうならないために、『話しかけやすいイメージ』を周りに持ってもらいましょう。



方法は簡単です。話かけられたときに、

①高めの声を出して返事をする

②必ず顔を見るために振り返る

③眉をあげる(目を大きめに開ける)

これだけです。


話かけづらい人って、だいたい上の3つができてないと思いませんか?


気づいてるんだか気づいてないんだかノーリアクションだったり、

『邪魔すんなオーラ』で不機嫌そうに振り返ったり。


僕なら、そんな人には雑談しに行きたくなくなりますね。



ときには、いい感じにノッて仕事に集中しているときだったり、

締め切り間近の仕事をして焦っていることもあると思います。


たとえそうだとしても、話かけられたら不機嫌な顔をせずに明るく返事をして、

『ちょっと今手が離せないので、15分後でもいいですか?』とか、

後にしてほしいということを丁寧に伝えればいいだけです。


『あの人は話しかけても大丈夫』ってイメージを持たせれば、

自分から行かなくても向こうから来てくれるようになります。


【コツ5】レスポンスを早くする


仕事は、スピード重視です。


クォリティの高いものが早く出来上がることがベストなのですが、

完成度が100%でも締め切りに間に合わないより、

70%だけど締め切りに間に合うのでは、

後者のほうが助かります。


もっと早めに70%を見せてもらえれば、もし間違っていたらそこで軌道修正できるし、

さらにブラッシュアップを促すこともできますからね。



メールやチャットも、即レスしてくれたほうが嬉しいと思いませんか?

たとえ急ぎじゃない案件でも、早く情報を渡してくれたほうがこっちとしては助かりますよね。


返事をすぐにくれたり、締め切りよりずっと前に回答してくれる人って、

頼りになるし、信用できると思いません?


今は忙しくてすぐに手を付けられないときでもそのまま置いておくのではなく、

『今は別件で手が離せない』『調べるのに時間がかかりそう』と理由を添えて

1時間以内に回答します、って返事するだけでも全然違います。


相手からすれば、自分が送った内容を確認してくれたということも認識できるし、

いつまでに回答がもらえるかということがわかるので一気に安心できます。


基本は即レス、できなくても『内容を認識したこと』『回答期限』を連絡すると

信頼してもらえるようになります。



まとめ

最後に、これまでのコツを並べておきますね。

気になったところはぜひ読み返してみてくださいね。

【コツ1】対面で会話する
【コツ2】雑談を積極的に楽しむ
【コツ3】頼まれごとはなるべく引き受ける
【コツ4】話しかけやすいイメージを持たせる
【コツ5】レスポンスを早くする